2001.03.0506 プライム・ワンスペシャルライブ
『ゲバルト一族 vol.2 〜the back side〜』 in 下北沢駅前劇場

出 演
ゲバルト一族(有田哲平・山崎弘也・渡部建・上田晋也・柴田英嗣・児嶋一哉)


<オープニング>
全員お決まりの色のトレーナーを着て登場!(有:水色(青)、山:カーキ(緑)、渡:紫、上:橙、柴:黄、児:赤) 今回のテーマは「the back side(裏側)」。そして今回のライブは1人1人が1つの作品の台本・演出・監督を担当し、それ以外の人たちが演じるというシステムになっています。例えば有田さんが台本から演出・監督まで担当するコントには他の5人が演出するという具合です。最後にアンケートに誰の監督作品がよかったかを投票することに(その結果が査定に入る?!)。続いてゲバルトライブオープニング恒例色紙タイム!今回は色紙に心の内(本音)を詩にしたためることに。「あの〜、色紙に何も書いてないんですけど」とか「色紙、換えてください」など前回の色紙タイムで渡部さんが言ってスベった発言を楽しげにする上田さんと児嶋さん。なかなか書き出さない2人に進行役の有田さんはちょっとキレ気味?で、なんとかみんな書き終えたところで有田さんから発表。(ちなみに柴田さんだけが横書きであとの5人は左からの縦書き。「/」は改行を示します。山崎さんと渡部さんは多めに行間をあけてください。試しに紙に書いてみてはいかが?そうするとよりよくわかります)
有田さん・・・「僕は子猫/ニャー/誰か僕を拾ってください/ニャー/ニャー/有田/シャム平」
山崎さん・・・「僕は植物 お客様という/太陽を浴びないとかれてしまう/山/崎」
渡部さん・・・「僕の彼女は/お笑いです/(すに向かって斜めに)わたべ」
上田さん・・・「山崎のトレーナー何色?/(レの横あたりに横書きで)上田」 (←「年寄り色です」 by 山崎)
柴田さん・・・「ちょっと鼻が気になります」
児嶋さん・・・「児嶋一哉の/新しいギャグを/今日/ここで/発表します/こじマーベラス」
有田さんはよく怖いと言われるけど心の中は子猫のよう?!渡部さんは「僕には彼女がいます!」とぶっちゃけトークをするかと思いきやのこの発言。上田さんは直接山崎さんに言えばいいのにわざわざ色紙にしたためていました。児嶋さんは色紙に書いてたよりもギャグが長かったです(笑)
みんなの書いた詩のあまりのひどさに有田さんが採点することに。悪い所は太い赤マジックで容赦なく消していく。「これはいいよね」とか言いつつもどんどん赤で消していく有田さん。もちろん自分のも消して。”有田シャム平”だけ残そうとしたが、山崎さんに消されて。みんなの色紙は真っ赤。結局はじめから書き直しに。でもここで渡部さんが気づいたこと、みんなの色紙を並べて有田さんの方からよく見てみると・・・「ゲ」・「バ」・「ル」・「ト」・「一」・「ゾク」!!(音楽が流れみんな色紙を放り投げてポーズをとる)


<ネタ>
ネタの前に毎回監督が登場し、ネタの説明を。(ちなみにネタの順番は5日のものです) 敬称略

山崎さん監督作品 「裏切り」
鍋パーティーをやろうと待っている有田と児嶋。しかしまだ他のメンバーが来ていない。あまりにも遅いのでケジメをつけようと有田が言い出し、遅れてきた人にガツンと言うことに。そこに渡部がやってくる。有田の言葉を鵜呑みにして遅れてきた渡部にキレる児嶋。一方、言い出した有田は見てみぬふり。「なんでこいつキレてるの?」という渡部の問いに「知らない」としらを切る有田。今度はその有田にキレる児嶋。有田はとことん渡部の味方を。
一旦落ち着いたところで今度は肉係の上田が来ていないことに腹を立てる3人。有田の発案で今度はケジメをつけるためにシカトをすることに。そこに上田がやってくる。児嶋に謝る上田だが児嶋がずっとシカトしているので有田と渡部に「なんでこいつシカトしてるの?」と聞くと「わかんねぇ」とこれまた上田の味方。再び2人にキレる児嶋。
最後に野菜係の柴田が来ていないことに腹を立てる4人。ケジメをつけるためにいろんなことをしようとする有田・渡部・上田の3人。しかし児嶋は楽しくしようとギャグで盛り上げようとする。「こんにちワ〜オ〜、こんにちワ〜オ〜、ワオ〜とワオ〜で三つ子が誕生!(動きつき)」というギャグを他の3人に披露するものの「つまんねえ」と言われるが、児嶋の意見に乗った3人。有田がタイミングを見て合図(右手を上げたら用意、クルっとひねったらGO)を出すことに。柴田がきた様子なので見えないところに隠れる児嶋。そして柴田が部屋にやってくる。でも柴田の様子が少し変。話を聞くと祖母が亡くなり葬式をやってきたばかりだが、鍋パーティーということでやってきたという。重苦しい空気の中、有田はそっと右手を上げ、そしてGOの合図を隠れている児嶋に出した。何も知らない児嶋は骸骨の全身タイツ姿で柴田の前に登場しギャグを披露する。哀しみにくれていた柴田はもちろん大激怒。うろたえる児嶋に対して合図を出し続ける有田・渡部・上田。そんな3人を見て児嶋は逆ギレ。すると全員怒って帰ってしまう。しばらくして有田が1人で戻ってきて・・・「鍋代ういたね♪」。実はここまで計画だった!?「騙されるあいつらはバカだ」と言いながら喜ぶ有田に対し児嶋が一言、「バカなのはお前さ、なぁ、渡部!」。すると渡部がやってくる。さらに上田と柴田もやってきた。なんと有田が渡部・上田・柴田を騙したつもりが逆に騙されていたのだ。先頭に立って有田をボコボコにしようとする渡部に対し有田が「渡部もなぁ、みんなでボコボコにしてやるよ。なぁみんな」というと他の3人が「あぁ!」と返事。今度は渡部が騙されていて。さらに柴田、上田も騙されていた(笑)最後に騙されていた児嶋が「殴ったりしないよな?みんな!」「ああ!!」結局みんな仲良く鍋パーティーを始めるのでありました。


有田さん監督作品「裏芸」
ステージ上に登場したのは5人組漫才師・アラカルト(向かって左から山崎・渡部・上田・柴田・児嶋の順で並んでいる)。ネタ振りを上田がする。山崎が1つボケると渡部がツッコミ、その渡部のツッコミに上田がツッコミ、上田のツッコミに柴田がツッコミ、柴田のツッコミに児嶋がツッコむ(?)。そのうちボケの山崎を無視してツッコミ役の4人だけでツッコミをし合う。渡部はたとえツッコミ、上田は渡部より強引なたとえツッコミ、柴田は「俺は○○大学か〜」というツッコミ、そして児嶋さんは意味不明なツッコミを。ツッコミ同士でツッコミあっているのを見た山崎はボケの自分が目立っていないことに腹を立て無理矢理渡部をボケ役にする。仕切り直して漫才をするものの渡部はボケないし、山崎は正しいことにツッコむしで全くなっていない。そして山崎の間違ったツッコミに対してツッコミが始まってしまう。今度は柴田を無理矢理ボケにする山崎。「ボケられない」という柴田に「じゃあドラえもんの作者は?と言ったら”峰不二子”って答えろ!」と山崎がいうと・・・他の4人のツッコミ合戦のスタート!その勢いは増すばかり。山崎はなんとか止めようとするがなんともならない。特に柴田の勢いはものすごく、端から端まで走っていっては「俺は○○大学か〜!!」というツッコミをする。 その柴田を一生懸命止めようとする山崎(素でかなり必死)。しゃべり出そうとする柴田の口を抑えて口封じをする。それを必死にもがいてツッコミをしようとする柴田。この2人の戦い(?!)は凄まじいものがありました(笑)勢いあまって柴田が転倒するアクシデントもあったり。最後の手段として山崎は柴田のメガネを取り上げ、なんとか体勢を整えようとする。しかしちょっとした動きに上田のツッコミが入り、またツッコミ合戦が始まってしまう。「マジでやめて!」という困り果てた山崎の声も無視。それでもなんとか漫才を仕切り直し山崎が「ドラえもんの作者は?」と振り、柴田が「峰不二子ですか」と答えると山崎は1人で大喜び。すると柴田が「いいかげんにしろ」と言い、山崎以外のメンバーは舞台袖に引っ込み、ステージ上に山崎は1人残される。残された山崎は自分で自分でツッコミをしていた。


渡部さん監督作品「裏技」
緊急特番が入った。フランスで行われた世界柔道で見事金メダルを獲得した日本期待のエース・無差別級の児嶋一哉選手の金メダルがはく奪されたということで日本柔道連盟・有田柔さんと上田キャスターが禁止技である裏技を使ったことで金メダルがはく奪になったということを受けVTRを見ながら検証することに。まず問題とされた第一試合の模様からVTRで検証することに。普通の再生ではどこに裏技が使われているか分からないがスロー再生にしてみると児嶋が相手選手(柴田)に裏技を使っていることがわかる。裏技を使っているのだから当然審判(山崎)が何か言うだろうと思いきや旧友と話をしていて試合を見ていない。気づいたら柴田が投げられた後だったので慌てて「一本!」と右手を上げていた。しかしこの裏技は柔道連盟でアクシデントとみなされる。
次は第二試合。やはりスロー再生をしてみると裏技が。今度は児嶋が相手選手に「あっちを見ろ」と注意をそらし、その間に審判に金を渡して協力を依頼。普通はそういうことをしないはずなのに山崎審判は喜んで承諾。児嶋に有利になるように相手選手の腕を手で上にあげたり、足を持ち上げたりしていた。なぜかこれもアクシデントとみなされた。
そして決勝。相手選手に「これ(妻)がこれ(妊娠中)なもんで負けてください」と頼む児嶋。しかし信用しない相手選手。するとそこに児嶋の妻(渡部)が登場してきたことで児嶋の言っていたことが真実だとわかった相手選手は新しい生命の誕生を喜ぶ。すると喜んでいる相手選手を投げ飛ばす妻。あからさまに反則行為なのにその時審判はというと森進一のモノマネをしていたので全く見ておらず(笑)しかしこれもアクシデントとみなされた。
試合中の裏技はすべてアクシデントとされていた。ではどこの部分が金メダルはく奪の要因に?それは感動を呼んだインタビューに裏技が隠されていた?!やはり普通再生では何も分からない。しかしスロー再生をしてみると問題発言がぞくぞくと。結局このインタビューの問題発言(裏技)もアクシデントとみなされるのでした。


柴田さん監督作品「裏コーラス」
有田有男(有田)が今度オールスター歌合戦に出演することになった。今日はバックコーラスの人たちと練習をすることになっているのだがまだ来ていないようだ。すると「有田さ〜ん」と声をそろえアフロヘアに白手袋をはめた怪しい4人(向かって左から渡部・山崎・児嶋・上田)が「わ〜」と言いながらやってきた(笑)自分のいる所を通り過ぎてしまう4人に「コラ〜」とハイトーンでツッコむ有田はまず発声練習を見せてもらうのだがふざけているんだか真面目なんだか・・・。とにかく有田はコーラスと合わせてみることに。曲は「ランナウェイ」。しかしコーラスの4人はバックコーラスのはずなのに後ろで盛り上げるだけだったり、どんどんキーが高くなったり。「ランナウェイ」を「なんだお前」と歌っている人がいるわ「カレー500円」と関係ない言葉になるわ。いい感じにいっていると思ったら有田さんのメロディー部分とバックコーラスが逆になっているし。さらにいくら終わろうとしても終わらない(笑)問題があるたびにハイトーンでツッコむ有田。「コラ〜!」と言いながら体を反っていたツッコミは新しい(?) 最後は
有:「本番近いんだから」
渡:「本番、何時なんですか?」
有:「本番は2018年5月26日ね」
コ:「いいかげんにしろ」 (といいながら4人で有田にツッコむ)
チャンチャン♪という音が鳴って締めるというベタな終わり方はある意味新しい笑いでした(笑)


上田さん監督作品「裏役」
「盛り上がるところに役割有り」ということでどんな役割があるのかを見てみることに。
<政治討論番組>
司会の渡部さん(仕切り屋)が他の4人に意見を求める。児嶋は政治を大袈裟な表現をし(大げさ屋)、有田は現代の政治にキレまくる(キレ屋)。山崎は日本の政治を腐った玉ねぎにたとえ(八百屋)、柴田は人の話を聞いていない(1人だけみんなの輪に入っていない屋)←( )内が基本の役割となる。
<合コン>
渡部が進行。児嶋は女性をダイアモンドにたとえる。有田はギャグに受けなかった女性にキレて勝手に乾杯をしてしまう。山崎は好きなタイプを野菜にたとえ、柴田は胸を叩いていたら大きな音がしたので1人で楽しんでいる。収集がつかなくなると渡部は「一旦解散」
<ファミリーレストラン>
渡部が進行(?)。児嶋は15年食べていないくらい腹ぺこでメニューを全部頼もうとし、有田はそんな児嶋にキレつつパフェを頼んだり、ガラス張りの店内から見える通行人にキレる。山崎は野菜ものばかりたのみ、柴田は指で口を開き「学校文庫」と言って楽しんいた。収集がつかなくなると「一旦ドリンクバー」
<映画館>
渡部が映画を見ている途中でみんなに感想を求める。児嶋は感動を大げさにたとえ、有田は勝手に沈んだタイタニック号にキレる。山崎はマジメに感想を述べているのだが何気に野菜の名前がはいっていて。柴田は1人でバブルガムブラザーズの「ウォンビーロング」を歌って楽しんでいた。収集がつかなくなると「一旦ターミネーター」
<殺人事件現場>
渡部が親友である柴田を刺してしまった。どうしたらよいのかあとの3人に聞いてみると・・・児嶋さんはあいかわらず大げさな表現をし、有田は血を出している柴田にキレる。山崎は「そんなバカな」を「そんなバナナ」といい直しているし。柴田さんはわけのわからないことを発していた。どうにもならなくなった渡部は「一旦逃亡」


児嶋さん監督作品「裏側」
お笑いコンビ・ショットガン(柴田&山崎)のネタを収録しているスタジオ。初ディレクターをする有田とスタッフの渡部がその様子を見ている(時々愛想笑いをする)。なんとか3分のネタを収録し終わろうとした時、渡部が本当は30分番組だったというミスに気づく。なんとか後の27分を埋めようと必死に考える有田と渡部。そこに禁煙パイポをくわえたプロデューサー(上田)が「ホルモン食いにいくか」と言いながらやってくる(←ショットガンを抜擢した張本人らしい)。30分番組を3分番組だと勘違いしていたことを正直にプロデューサーに話す有田と渡部。すると企画を考えて埋めろ!とのお叱りの言葉が。プロデューサーは企画例を出してみるものの2人に無視されるので「任せるよ」と言ってその場を立ち去った。ショットガンのネタはこの3分ネタ1本しかないというので有田と渡部が考えて伸ばしてみることに。しかし直して(というかいたるところに自己紹介を入れているだけ)みても全部で6分くらにしかならず。また上田Pが登場してきては企画アイデアを2、3発表して帰っていく。次に有田と渡部が考えたのはショットガンのトークを入れること。トークをしたことがないという2人に昔、2人で1人の女性を取り合って柴田がgetしたという体験があるということなのでそれを再現ドラマ風にしてみることに。女役は上田P。「あたいはぁ〜どっちかなんて選べないぞぉ〜」と思い切り女になりきっている上田P(かなりかわいい)。最後は柴田さんがものにするはずなのに勝手に「あたいは旅に出ます」と言って旅に出てしまう。それでもまだ30分が埋まらず柴田の逆ギレ1分を入れてみたり、歌を入れようとか言いつつ有田と渡部が「愛の〜遠洋漁業〜♪」と玄界灘哲平&菊奴で劇(?)を始める。最終的に残った時間は上田Pのバックショット&ギャグで。結局上田Pのネタが5分オーバーしてしまったのでショットガンの3分ネタはカット。テレビ業界裏側を思い知ったショットガンの2人でした。


<エンディング>
児嶋さん監督作品の最後でショットガンの2人が児嶋さんのギャグ(山崎さん監督作品の中でもやっていたもの)をやらせていたことに話題集中。どうやら児嶋さんのイチオシのギャグらしい。みんなに乗せられ次々とギャグを披露していた児嶋さん。意外にもギャグ好きであることが発覚した。柴田さん監督作品は柴田さんが「新しい笑い」と紹介していたが1番ベタたものだったとの指摘が。でも上田さんはこのネタがやっていて1番楽しかったらしい。有田さんはハイトーンでツッコミをし続けたので頭が痛くなり、ネタが終わったあとにトイレの個室に駆け込んで座っていたらしい。それを見た渡部さんは「この人ヤバイんじゃないか」と心配になった。自分の監督作品に唯一登場していた渡部さんだが思っていたよりも反応が薄かったことに「せっかくカツラをかなりとかしたのに」とガッカリ。
ここでアンケートにどの作品がよかったかを投票。さらに今回の出演者順当てクイズも。ちなみに前回の出演者順(渡部・有田・児嶋・山崎・上田・柴田)は童貞喪失年齢の早い順だそうです。今回は一体どんな法則に従って並んでいるのでしょうか?6日のエンディングで「IT革命に関係あります」というヒントも出されました。

*6日のネタ順は山崎→渡部→児嶋→柴田→上田→有田でした。

 

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